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2024.12.19

コラム

蓄電池の代わりにEVを使う?電気自動車とV2Hシステムで実現する太陽光発電活用法を紹介

EV(電気自動車)を蓄電池の代わりに使うメリットとは
太陽光発電とEVを組み合わせた省エネ方法
電気代を節約!EVを活用した効果的な使い方
蓄電池とEVの価格比較:どちらがお得か?
EVを蓄電池として使うために必要な工事と注意点
EV利用のメリットとデメリットを徹底解説
まとめ:EV導入で実現するエコで賢い生活

 

EV(電気自動車)を蓄電池の代わりに使うメリットとは

 

近年、環境意識の高まりや技術の進化により、電気自動車(EV)の普及が急速に進んでいます。それに伴い、EVを家庭用蓄電池の代わりとして活用するという新たなエネルギー活用方法が注目を集めています。ここでは、なぜEVを蓄電池として利用することにメリットがあるのか、詳しく解説していきます。

まず、EVは大容量のバッテリー(蓄電池)を搭載しています。一般的な家庭用蓄電池の容量は約5kWh~15kWhですが、EVのバッテリー容量はそれを大きく上回ります。例えば、日産リーフでは最大62kWh、テスラのモデル3では最大75kWhもの容量を持っています。この大容量を活用すれば、一度の充電で家庭の電力を数日間まかなうことも可能です。

 

次に、初期費用の削減です。従来、太陽光発電と組み合わせて蓄電池を導入する場合、蓄電池自体の価格が高く、設置費用もかかります。しかし、既にEVを所有している場合、そのバッテリーを蓄電池として利用できるため、新たに蓄電池を購入・設置する必要がなく、費用を大幅に抑えることができます。

さらに、災害時や停電時の非常用電源として活用できる点も大きなメリットです。日本は地震や台風などの自然災害が多く、都市部でも停電が発生する可能性があります。そのような場合に、EVがあれば家庭に電力を供給でき、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品を継続して使用することができます。

また、環境への負荷を減らすことができます。ガソリン車と比較してEVはCO2排出量が少なく、太陽光発電と組み合わせることでさらに環境に優しい生活を実現できます。

 

太陽光発電とEVを組み合わせた省エネ方法

 

太陽光発電とEVを組み合わせることで、エネルギーの自給自足が可能になります。ここでは、その具体的な方法とメリットを詳しくご紹介します。

まず、昼間に太陽光発電で発電した電気を自宅で消費し、余った電力をEVに充電します。これにより、発電した電力を無駄なく活用できます。夜間や電力需要の高い時間帯には、EVに蓄えた電気を家庭で使用することで、電力会社からの電力購入を減らし、電気代の節約につながります。

※しかし、近年電力会社による深夜電力の廃止や新規受付が進んできています。

このエネルギーの活用を可能にするのが、V2H(Vehicle to Home)システムです。V2Hシステムは、EVと家庭の間で電力を双方向にやり取りすることができるシステムで、EVを家庭用蓄電池として利用するために欠かせない機器です。

 

V2Hシステムの導入メリット

  • エネルギー効率の最適化:自宅で発電したエネルギーを最大限に活用できます。
  • 電力供給の安定化:電力需要のピーク時でも安定した電力供給が可能です。
  • 環境負荷の軽減:再生可能エネルギーとEVを組み合わせることで、CO2排出量を削減できます。

また、FIT(固定価格買取制度)終了後の対策としても有効です。FIT期間が終了すると、電力会社への売電価格が大幅に下がるため、発電した電力を自家消費することが経済的に有利になります。EVに余剰電力を充電することで、電気代の節約と環境保護を両立できます。

 

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電気代を節約!EVを活用した効果的な使い方

 

1.夜間充電の活用

電力会社の夜間料金プランを利用し、電気料金が安い時間帯(深夜)にEVを充電します。これにより、充電コストを大幅に削減できます。

※しかし、近年電力会社による深夜電力の廃止や新規受付が進んできています。

 

2.タイムシフト消費

太陽光発電で余った電力を日中にEVへ充電し、夕方から夜間にかけてその電力を家庭で使用します。電力需要の高い時間帯の電力購入量を減らすことで、電気代を節約できます。

 

3.HEMS(Home Energy Management System)の導入

HEMSを活用して、家庭内の電力消費を見える化し、無駄な消費を抑えます。HEMSは、太陽光発電やEV、家電製品などと連携し、エネルギーの最適な利用をサポートします。

 

4.エコキュートとの連携

EVから供給される電力を利用して、エコキュート(家庭用の高効率給湯器)でお湯を沸かすことも可能です。これにより、ガス代や電気代のさらなる節約につながります。

 

5.電力料金プランの見直し

EVの導入に伴い、電力会社の契約プランを見直すことで、電気代を抑えることができます。EV所有者向けの特別プランや、時間帯別料金プランを提供している電力会社もあるため、複数のプランを比較検討しましょう。

 

蓄電池とEVの価格比較:どちらがお得か?

 

1.初期費用の比較

  • 蓄電池:家庭用蓄電池の価格は、容量やメーカーによって異なりますが、一般的に約100万円~200万円が相場です。
  • EV:車種やメーカーによりますが、新車のEVは約300万円~600万円程度です。ただし、EVは移動手段としての機能も持つため、その価値を考慮する必要があります。
 

2.補助金制度の活用

国や自治体からの補助金を利用することで、導入費用を抑えることができます。例えば、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金では、条件を満たすことで数十万円の補助を受けることが可能です。

 

3.運用コストの比較

  • 蓄電池はメンテナンスコストが比較的低く、長期間使用できます。
  • EVは走行によるバッテリーの劣化があるものの、ガソリン車に比べて燃料コストが安価で維持費を抑えられます。
 

EVを蓄電池として使うために必要な工事と注意点

 

1.V2H(Vehicle to Home)システムの設置

EVと家庭の電力を双方向にやり取りするための機器です。代表的なメーカーとして、ニチコンや三菱電機などがあります。

  • 設置費用:機器本体と工事費用を合わせて、約50万円~100万円が目安です。
  • 補助金の活用:自治体によっては、V2Hシステムの設置に対する補助金があります。
 

2.専用充電設備の設置

自宅でEVを効率的に充電するための200V充電コンセントや充電スタンドを設置します。

  • 設置費用:約10万円~30万円程度が目安です。
  • 工事内容:電気配線の引き込みや、充電器の設置などが含まれます。
 

3.電力契約・分電盤の確認

自宅の電力容量がEVの充電に対応できるか確認が必要です。

  • 契約容量の見直し:必要に応じて、電力会社との契約容量を増やす手続きが必要です。
  • 分電盤の確認:古い住宅の場合、分電盤の容量アップ工事が必要になることがあります。
 

EV利用のメリットとデメリットを徹底解説

 

メリット

  1. 環境に優しい移動手段
    • EVは走行時にCO2を排出しないため、地球温暖化防止に貢献します。
    • 再生可能エネルギーと組み合わせることで、さらに環境負荷を低減できます。
  2. 経済的な利点
    • 電気代の節約:太陽光発電や夜間電力を活用することで、電気代を抑えることができます。
    • 燃料コストの削減:ガソリン車に比べ、電気代は安価で、長期的なコスト削減が可能です。
  3. 非常時の備え
    • 災害時や停電時に、EVのバッテリーから家庭へ電力を供給できます。
    • エネルギーの自給自足により、安心した生活が送れます。
 

デメリット

  1. 初期費用の高さ
    • EV本体やV2Hシステムの導入には、多額の初期費用が必要です。
  2. 充電インフラの不足
    • 地域によっては公共の充電設備が少なく、長距離移動に不便を感じる場合があります。
  3. バッテリーの劣化と交換費用
    • バッテリーの劣化により、交換が必要になると高額な費用がかかります。
 

まとめ:EV導入で実現するエコで賢い生活

 

EVを蓄電池として活用することで、環境への配慮と経済的なメリットを同時に享受できる、エコで賢い生活が実現します。太陽光発電との組み合わせにより、エネルギーの自家発電・自家消費が可能となり、電力会社からの購入電力を大幅に削減できます。

また、災害時や停電時にも安心して電力を確保できるため、家族の安全と快適な生活を守ることができます。国や自治体の補助金制度を活用し、専門家のアドバイスを受けながら計画を進めることで、最適な導入プランを見つけることができます。

未来のエネルギー社会を先取りするために、ぜひEVの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

よくある質問

 

Q1:V2Hシステムの設置費用はいくらくらいかかりますか?

A1:V2Hシステムの設置費用は、機器の価格や工事内容によって異なりますが、一般的には約50万円~100万円程度です。国や自治体の補助金制度を活用することで、費用を抑えることができます。

 

Q2:どのEVがV2Hに対応していますか?

A2:代表的な対応車種として、日産リーフ、三菱アウトランダーPHEV、トヨタプリウスPHV、三菱eKクロスEVなどがあります。車種によって対応状況が異なるため、購入前にメーカーや販売店に確認することをおすすめします。

 

Q3:EVのバッテリー寿命はどのくらいですか?

A3:EVのバッテリー寿命は一般的に8年~10年程度とされています。ただし、使用状況や充放電回数、温度管理などによって変動します。適切なメンテナンスと使用方法で寿命を延ばすことが可能です。

 

最後に

 

EVを蓄電池として活用することで、未来のエネルギーライフスタイルを先取りできます。環境への配慮、電気代の節約、非常時の備えなど、多くのメリットがあります。専門家のアドバイスを受けながら、ご自身のライフスタイルに合った最適な選択をしましょう。

この記事が、皆様のEV導入の参考になれば幸いです。

弊社の太陽光発電事業の取組みをぜひご覧ください。

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EVや太陽光発電、V2Hシステムの導入についてのご相談やお見積りは、当社までお気軽にお問い合わせください。専門スタッフが丁寧に対応し、お客様のライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案いたします。
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